ピスタチオの居場所

  • 2020年5月14日
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やっほ。

 

ときに、僕の家はそんなに大きなものではなくてですね。一応手づくりスタジオがあるのですが、その部屋は寝室という役目も持っていたりします。

 

で、その部屋に、いわゆるコーヒーテーブルがあります。

僕は木が好きで、特にウォルナットが大好きです。だから、そのウォルナットのコーヒーテーブルに出会ったとき運命だと思いました。

 

そうして僕の小さな部屋に、素朴で素敵なそれはやってきた訳です。そして購入の際にオプションで、コップを安定して置ける “マグプレイス” を彫れますとの事だったので、せっかくなので彫って付けてもらいました。惚れぼれするものでした。

新幹線とかのテーブルの右奥にもあるような窪みですね。

 

ということで、スタジオ兼寝室でコーヒーを飲む時は、ここにカップを置いていた訳ですが…

 

先日違う使い方を発見しました。

それは…

 

ピスタチオ入れです。

 

僕はピスタチオが好きです。

で、ピスタチオというのは、だいたい殻を纏った状態で流通している訳で、多くは食べる時に殻を取りますよね。枝豆や葡萄に似た趣と言っても良いでしょうかね。

 

そうしましたら食べている時は、殻を纏って食べられるのを待っているピスタチオと、実を食べられて役目を終えた殻の2種類がテーブルの上に存在する訳で、そしたらお皿が2枚要るという事になる訳です。

でもこのコーヒーテーブルはそんなに大きくなくて、小さなサイズであってもお皿を2枚置くのは何だか賑やかすぎるなと…

 

そんな感じの事を思いながら ぼーっとしていたら、閃いたのです。

 

この2つあるマグプレイスに、第一形態と第二形態のそれぞれのピスタチオを入れれば良いのではないかと!

 

・・・・・・

 

入れてみました。最高です。

 

機能性も然る事ながら、ルックスも良い…。そもそもウォルナットはクルミの木。つまりナッツの木にナッツが注がれた訳ですから、それはもう完璧だなっつって…。

必然性と説得力の翼を背に、ピスタチオは故郷に帰ってきた。そんな物語にさえ思えてしまいます。。。

 

居場所があるって、良いですね。

 

…そうですよ、思えば僕たちはみんな自分の居場所を探しているんじゃないですかね。

そうした中で、#StayHome って、もの凄く自分の居場所ということを意識する期間だったりするんじゃないですかね…。

 

それで、僕は思う訳です。

 

人間はどうにも、自分の外に居場所を求めてしまいがちです。学校とか会社とか家庭とかね。

もちろん外にもそれぞれの素敵な居場所はきっとあると思います。けれど、外なる居場所ではない、もう一つの大切な居場所を忘れがちなのではないかと思ったりする訳です。

 

内なる居場所です。

 

心の在り処というか、自分の依り代みたいなものですかね。いや、そもそも自分という存在が心の依り代なんですかね。

また意味不明になってきましたけれど、何はともあれ、居場所には、外なる居場所と、内なる居場所があると。そして内なる居場所は、辿り着く場所ではなく、気づく場所なのではないかと思う訳です。自分の中にある訳ですからね。

今この瞬間にもうここにあって、あとは気づくだけということです。そうして内なる居場所に気づいたなら、外なる居場所も付いてくるような気がします。

 

それは、みんなはみんなのままで良いんだよ、ということです。

 

僕たちは僕たちであり、それだけで良いんだ… そしてそこが出発点であり、また帰る場所なんだ… ということです。

 

つまり、#StayHome ってことです。

 

今のは、読む文章じゃないです。感じる文章です。

 

…はい。ということで、そろそろ寝ないとですね。まぁこのブログをここまで読んでくれているような大らかさをお持ちの方は、きっともうとっくにスーパーハッピーと存じておりますが、それでも一応申し上げておきますと、僕はピスタチオの居場所を見つけましたので、きっとみんな最高の居場所に出会います。

 

最高の Home に Stay できます。

最高の Walnut に Pistachio です。

 

以上です。

それではまた。